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リフトオフディスタンス(LOD)とは? 短くする方法についても具体的に解説!

LoDとは?

「リフトオフディスタンス(LOD)」とは主にマウスを使用する際に用いられる用語です。

以下では具体的に「リフトオフディスタンス(LOD)」に関する説明を行っているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

リフトオフディスタンス(LOD)とは?

リフトオフディスタンス(LoD)とは、マウスパッドからマウスを浮かせて、反応が途切れる距離のことです。

リフトオフディスタンス(LOD)とは?

よくリフトオブディスタンスと間違えられますが、リフトオフディスタンス(lift‐off distance)です。

他には、リフトオフレンジ、トラッキングディスタンス、サーフェスディスタンスともいいます。

リフトオフディスタンスが長い事によるデメリット

リフトオフディスタンスが長いと、

  • カーソルが意図しない動きをする
  • 手が疲れる

といったことが起きます。

なぜリフトオフディスタンスが長いとそうなるのか、解説していきます。

リフトオフディスタンスが与える影響

リフトオフディスタンスは、

  • マウスを持ち上げるとき
  • マウスを接地させるとき

の操作に関わってくるものです。

マウスをマウスパッドの端まで動かしたときや、曲げた手首を直すときには、マウスポジションを変えるために持ち上げ動作をします。

このとき、リフトオフディスタンスが理想よりも長いと、

  • マウスを持ち上げ中もセンサーが反応しカーソルが動く
  • マウスを接地する前にセンサーが反応しカーソルが動く

といったことが起きてしまいます。

持ち上げた時、接地前の2回も意図しない動きをするため、接地後はカーソルが大きくズレていることになります。

このズレを修正する無駄な操作が必要となり、素早く正確な操作が要求されるゲームでは、大きな欠点となってしまいます。

まとめると、「リフトオフディスタンスが長いと操作しにくい」ということです。

センシによる影響

ローセンシでは、マウスを持ち上げて移動する動作が多い為、リフトオフディスタンスの影響を受ける回数が増えることになり、特に影響を受けやすいといえます。

ハイセンシでは、マウスを持ち上げて移動する動作は多くはありませんが、少しの動きでゲーム内では大きな移動になる為、持ち上げ動作をしたとき大きなブレが発生します。

ローセンシ:感度が低く、視点移動がゆっくりな設定
ハイセンシ:感度が高く、視点移動が速い設定

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マウスによってリフトオフディスタンスは異なる

マウスのセンサー、形状、マウスソール、マウスパッドとの相性によって、リフトオフディスタンスは異なります。

ゲーミングマウスでないものや、安価な物はリフトオフディスタンスが長い傾向にあります。

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適切なリフトオフディスタンスは?

基本的にリフトオフディスタンスは、0.3~2.0mm程になっています。

2.0mmを超えると、反応する距離が長すぎてマウスを持ち上げても反応が残り、接地前にも反応してブレが大きくなります。

0.3mm以下は、短すぎて接地した直後マウスを動かしても反応しなかったり、素早くマウス操作した時にカーソルが正確に移動しないことがあります。

その為、0.3mm~1.5mmの範囲が操作しやすいリフトオフディスタンスとなります。

リフトオフディスタンスを短くする方法

基本的に、リフトオフディスタンスはマウスのセンサーによって決まっているので、センサー自体の調整をする事は難しいです。

しかし、リフトオフディスタンスを調整する方法としてはいくつかあります。

マウスの設定から変更する

高価なゲーミングマウスでは、リフトオフディスタンスの調整機能が付いたマウスがあります。マウス裏のLodボタンや、専用のソフトウェアで調整可能です。

マウスの設定から変更する

例として、razerの一部のマウスのソフトウェアでは、

  • リフトオブディスタンス(マウスを持ち上げる時反応が切れる距離)
  • ランディングディスタンス(マウスを接地させる時反応させる距離)

上記のLODを別々で設定できます。

マウスパッドを変更する

布製クロスパッド:G840

(クロス)材質のマウスパッドはリフトオフディスタンスが長くなり、ハードタイプ(プラスチック、金属、ガラス)のマウスパッドはLodが短くなります。

布材質のマウスパッドを酷使している場合、平らに見えても表面が摩耗して、センサーが正確に動作しない可能性があります。

長く使用している場合は買い替えたり、表面がツルツルなハードタイプ(プラスチック、金属、ガラス)のマウスパッドに変更することで、リフトオフディスタンスを短くすることができます。

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マウスソールを交換する 

マウスソールを交換する 

マウスソールを交換、重ねて貼ることによって、リフトオフディスタンスを調整する方法です。

標準的なマウスソールの厚みは約0.6~0.7mmです。

0.3mm、0.45mm、0.6mm、0.9mm等、様々な厚みのマウスソールが販売されているので、自分に合ったマウスソールを選択するのが良いでしょう。

マウスを押し付けるような持ち方をする方の場合、厚いマウスソールに変更すると操作性が上がることがあります。

テープでセンサーを遮断する

リフトオフディスタンスを調整する方法の一つとして、センサ部分を半透明なテープで隠したり、マスキングテープを使いセンサを物理的に一部遮断してしまう方法もあります。

しかしこれは、汚れが付きやすく一時的なものであり、本来の性能を発揮できなくなってしまいます。

さらにはセンサー周りを切ったり削ったり魔改造をすると、保証外となってしまう為、完全に自己責任となります。

意図しない反応や違和感がある場合、改造以外の方法、またはメーカーに問い合わせることをおすすめします。

リフトオフディスタンス(LOD)のまとめ

リフトオフディスタンスは「マウスパッドからマウスを浮かせて、反応が途切れる距離のこと」で、

長すぎるとカーソルのブレが大きくなってしまうため、0.3mm~1.5mmの範囲が理想的です。

ゲーミングマウスは1.0mm程のリフトオフディスタンスが多く、あまり気にならないことが多いですが、「カーソルが動かしにくい!」と感じた時には意識してみるとよいでしょう。

「リフトオフディスタンス(LOD)」関連用語

  • DPI・・・マウスを動かすと画面上のポインターがどれだけ動くのかを表す数値のこと
  • ポーリングレート・・・1秒間に何回デバイスからPCへ情報を送信するかを表すもの
  • センシ・・・「感度」という意味。マウスを動かすとどれだけ画面内でポインターが動くのか表す言葉
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