FireタブレットはAmazonが製造するタブレットですが、このタブレットは多くの人から「おすすめできない」と言われています。
本記事では、そんなFireタブレットのどこがおすすめできないのか?理由を解説し、代用できるおすすめタブレットや、Fireタブレット使用するのにおすすめできる人の環境も紹介します。
Amazonのセールの開催期間が知りたい方は、「Amazonセールの開催期間はいつ?」の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

Fireタブレットは「おすすめしない」と言われる理由
Fireタブレットがおすすめしないと言われる大きな理由の一つに、「Amazonアプリしか使えない」という点があります。
今やほぼ全員が使っていると言っていいほど浸透しているGoogle Playを使用できないので、Amazonアプリストアにあるアプリしか使えず、もちろんGoogleのサービスも利用できません。
それ以外にも後述するように利用する上で不満に思う声があるため、おすすめしないと言われています。
公式ストアのアプリが少ない

FireタブレットはAmazon独自のOSを使用しているので、Amazonアプリストアにあるアプリしか使用できません。
そのため、対応アプリがかなり少なく「You Tube公式アプリ」「LINE」などのシェアが多いアプリ、「原神」などの大人気ゲームが無いので、メイン端末としての用途には向きません。
価格相応に構造が安っぽい
Fireタブレットは安いのが魅力ですが、端末自体の作りも相応に安っぽいところも不評です。
スピーカーの質が悪くこもった音に聴こえたり、スクロールの滑らかさももっさりしていて、あまり快適に使用できるタブレットとは言えません。
GPS機能がなく地図アプリが使えない

GPS機能がないので、位置情報を使用する地図アプリのナビや、ゲームを遊ぶことはできません。
そのため、外出先に持ち出しても恩恵を受けられないのでWifi環境がある場所での使用に限定されてきます。
カメラの画質がいまひとつ
搭載されているカメラはHD画質に対応してはいますが、ピントの処理が甘くボヤケた写真になりやすくなっています。
また、HD画質(720p)は今となってはそこまで画質が良い解像度とは言えなく、パソコンなどにデータを移して大きいディスプレイで見ると画質の粗さが目立ちます。
Kindleのようにモバイル通信が使えない

Fireタブレットには、Kindleの4G対応モデルのように外出先でも単体で通信を行える機能がありません。
そのため、Fireタブレットを外でも持ち歩いて使う場合、ポケットWifiやデザリングを使用しないとならないため、メインで使用するにはかなり厳しいです。
もし電子書籍用のタブレットが欲しい方は「Amazon Kindle端末のおすすめ」を参考にしてみてください。
Fireタブレット以外で人気のあるタブレット3選
Fireタブレット以外にもタブレットはたくさんありますが、ここでは外でも使える端末をお探しの方に向けて、おすすめのタブレットシリーズを3つ紹介します。
メインとして使いたい端末をお探しの方は参考にしてください。
Androidタブレット
Android OSを使用したタブレットはWindows OS並みにシェアが広く、アプリケーション対応とカスタマイズ性の高さが特徴の端末です。
特にこだわりがなければAndroidタブレットを選んで問題ありません。最新モデルでも2万円~から購入できるものがあり、製品ラインナップがかなり多いのも魅力です。
実際に筆者も2023年モデルのAndroid端末を約2万円で購入し日常利用していますが、動画視聴やブラウジングから軽めのゲームまでサクサクとこなせて快適に使用できています。
iPadシリーズのタブレット

日本国内で一番人気があるのがiOSを搭載したiPadシリーズです。こちらも迷ったら選んでも間違いがないモデルが揃っているので、予算と相談して決めてもいいでしょう。
iOSはApple社が独自に開発したOSで、Android OSとは違ってカスタマイズ性を犠牲にしてセキュリティと安定性を高めています。
そのため、アプリを開発する側もOSの微妙なバージョンに対応しなくても良いので、動作が軽快なアプリを作りやすくなっているため、特にクリエイターやゲーム用の端末としてiPadは人気があります。
Surfaceシリーズのタブレット

ノートパソコンよりもコンパクトな端末が欲しい方には、Surfaceシリーズのタブレットがおすすめ。
タブレットに付属したケースにキーボードが搭載されているような構造なので、文章入力を頻繁に行う方に扱いやすく、持ち歩いてビジネス用途にしたい方に向いています。
マイクロソフトが製造しているのでWindows OSを搭載しており、アプリケーションの互換性と扱いやすさに定評があり、普通のパソコンを操作するのと大差なく扱えるのも嬉しいポイントです。
Fireタブレットがおすすめな人は?
ここまでFireタブレットはあまりおすすめできない理由を解説してきましたが、もちろんFireタブレットを使用するのに向いている環境もあります。
以下の項目に当てはまっている人は、Fireタブレットの購入も検討してみてください。
また、Fireタブレットおすすめモデル記事では具体的に各モデルの詳細を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
タブレットに高スペックを求めない人
Fireタブレットの魅力の一つに「価格の安さ」があります。
普通のタブレットなら2~3万円もするものが、Fireタブレットなら1~2万円で購入できAmazonプライムデーなどのセール時にはもっと安くなるので、自分の求めている性能がそこまで高くないのであればコスパに優れていると言えます。
前述した通り汎用性と性能は高くないので、「家で動画とネットサーフィンできれば良い」くらいの用途であればFireタブレットは選択肢に入ります。

Amazonプライム会員に登録している人

FireタブレットはAmazonのサービスに特化している端末なので、Amazonプライム会員に登録して頻繁にAmazonのサービスを利用している方におすすめできます。
「Amazon Prime Video」「Amazon Music」「Amazon Reading」「Kindle」などで、動画・音楽・読書を楽しむならFireタブレット一つで事足ります。
Googleなどのサービスは使えませんが、Amazonのサービス利用専用の端末として購入するなら価格も安いのでおすすめです。
アレクサの機能も利用したい人
「ヘイsiri」「OK Google」と話しかければ対応してくれるAIシステムがFireタブレットにもあります。
アレクサというAIが標準搭載されているので、「アレクサ、◯◯をして」を命令すればアラーム設定や動画や音楽の再生など、自分で操作をしなくても声だけで操作できるようになります。
アレクサ対応の家電があれば、アレクサにテレビ・エアコン・照明などの操作を命令することができ、日々の生活がかなり快適になるため、アレクサ対応家電を揃える予定の方にもおすすめです。
他にもアレクサ対応端末はいくつかあるので、「アレクサ搭載デバイスのおすすめ」も参考にしてみてください。
Fireタブレットをおすすめしない理由のまとめ
- FireタブレットはAmazonサービス利用に特化しているので汎用性が低い
- 端末のスペックも価格相応に低い
- モバイル回線を使用できないのでWifi環境が必須
- Amazonサービスを利用するだけならコスパは高い
Fireタブレットをおすすめしないと言われている理由は、限定的な用途と端末のスペックの低さが原因でした。
しかし、Amazonサービスを利用するための端末として見た場合、手軽に購入できるタブレットの一つであることは確かなので、Amazon用のサブ端末として購入するなら全然ありだとは思います。