ノートPC向けのintel製CPUに搭載されている内蔵GPU「Iris Xeグラフィックス」とは、いったいどのくらいのスペックがあり、どの程度の負荷に耐えられるのか?
他のGPUとの比較や実際のベンチマークをもとに「Iris Xeグラフィックス」の性能を解説し、おすすめの搭載ノートPCも紹介します。
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「Iris Xeグラフィックス」性能・ベンチマーク比較
GPU | 3DMARKスコア |
---|---|
RTX 3090 | 19930 |
RTX 3080 | 17704 |
RTX 3070 | 13748 |
RTX 3060 Ti | 11856 |
RTX 3060 | 8833 |
RTX 3050 | 6865 |
GTX 1660 SUPER | 6103 |
GTX 1650 | 3620 |
Iris Xe Graphics G7(96EU) | 1558 |
Iris Xe Graphics G7(80EU) | 1243 |
Intel UHD Graphics 770 | 780 |
Intel UHD Graphics 750 | 683 |
by:GPUCheck
「Iris Xeグラフィックス」は「Core i5-1135G7」や「Core i7-1260P」など、ノートPC用に販売されているCPUの内蔵GPUです。
スペック的には『League of Legends』など軽めのPCゲームならプレイできますが、『サイバーパンク2077』などのグラフィクに負荷がかかる重いPCゲームはプレイが出来ません。
映像出力は最大8K解像度まで対応しているので、グラフィックボード搭載PCを用意せずとも動画鑑賞を高品質な環境で楽しめます。
そのため、グラボを搭載せず「Iris Xeグラフィックス」のみで運用する予定なのであれば、PCゲームメインは厳しい性能ですが、画像・動画編集・動画鑑賞であれば快適に運用できます。
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「Iris Xeグラフィックス」レビュー・評価
「Iris Xeグラフィックス」のみでPCを使用する場合のメリットは何と言っても「グラフィックボードを搭載しなくていい」という点です。
グラボを搭載しないことのデメリットは映像処理能力がガタ落ちすることですが、それは主にPCゲームをメインに運用する場合の話です。
画像・動画編集・動画鑑賞をメインにする場合は、内蔵GPUのみの運用で消費電力を大幅に抑えられ、そのPC自体の価格も大きく安くなるため、サブPCとしてこの上ないコスパを発揮します。
そのため、「Iris Xeグラフィックス」はYou Tubeなどで配信活動をする方にとっては、パワフルに活躍できる優秀な内蔵GPUと言えます。
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「Iris Xeグラフィックス」が向いている用途
「Iris Xeグラフィックス」は結局どのような用途に向いているのか簡単にまとめるとこうなります。
用途 | 解説 | 評価 |
インターネット(動画閲覧・ショッピング) | YOUTUBE等で動画を観ながらの、ショッピング | |
ビジネス(Officeソフト・Web会議など) | Officeソフトでの資料作りをしながらの、Web会議 | |
ゲーム | 3Dグラフィックを駆使した流行りのゲーム | |
動画・画像編集 | フルHD・4Kでの動画や画像編集 | |
3D制作 | 3D CADやBlenderなどを使用した3Dモデリング |
「Iris Xeグラフィックス」を搭載しているCPUは、第11・12世代のノートPC向けモデルのため、ビジネスやネットサーフィン程度であれば全く支障なく動作します。
内蔵GPUのため、PCゲームをメインにする場合はとても向いているとは言えない性能ですが、スマホでも動くような軽いゲームを息抜きにプレイするくらいの用途であれば問題ありません。
必然的にノートPCとして使用することになるため、旅行先で撮り溜めた動画の編集をするために持ち歩くというような用途にぴったりなモデルと言えるでしょう。
「Iris Xeグラフィックス」搭載パソコン
ここでは「Iris Xeグラフィックス」を搭載したノートパソコンをマウスコンピューターモデル紹介します。
搭載CPUは「Core i5-1135G7(Iris Xe Graphics G7 80EU)」と「Core i7-1260P(Iris Xe Graphics G7 96EU)」になります。
PCゲームを遊ぶためとしてはパワー不足なので、PCゲーム用パソコンを求めている方はおすすめゲーミングノートPC記事を参考にしてみてください。
「Iris Xeグラフィックス」+豊富なポートと無線通信
グラフィック : Iris Xe グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 256GB (NVMe)
モニターサイズ :15.6インチ ノングレア
バッテリー駆動時間 :約9時間
重量 : 約1.68kg
16GBメモリと512GBのSSDを標準搭載し、サブPCとして必要最低限の性能を備えたノートPCです。
各種USBポートやSDカードスロットを備えているため、わざわざ変換器などのデバイスを用意しなくてもコンパクトに作業環境を整えられます。
特にUSB Power Deliveryに対応したUSB Type-C端子は、モニターなどのUSB Type-Cのデバイスを使用する際に電源コードを省略できるので、外出先でコンセントいらずなので非常に便利です。
カスタマイズで追加できるLTE通信用のSIMカードモジュールも搭載することで、更に外配信などの利便性が向上するのでおすすめです。
「Iris Xeグラフィックス」+第12世代CPUと上位モデル96コアGPU搭載
グラフィック : Iris® Xe グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB Gen4 SSD
モニター :14インチ
重量 : 975g
バッテリー : 11.5時間
16GBメモリに高性能な第12世代CPUを搭載したクリエイター向けノートPCです。
12コア16スレッドのハイブリッドCPUの処理速度は、デスクトップPC用CPUにも引けを取らないほど速いため、画像・動画編集・イラスト作成をサクサクとこなせます。
内蔵GPUも上位モデルの「Iris Xe Graphics G7(96EU)」のため、軽いPCゲームくらいなら動作し、3Dモデルの作成にも万能に対応します。
クリエイターとして活動するためのサブノートPCとして購入するのであれば、このモデルが最適でしょう。
「Iris Xeグラフィックス」+動画編集用のサブPCに最適
グラフィック : インテルIris Xe グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター:14.0型
バッテリー駆動時間:約10時間
重量:約1.38kg
メモリ16GB搭載のCore i7を搭載したノートPCとなっています。
特徴的なのは14型のモニターとなっており、高いスペックながらも軽量なモデルという点です。
本体スペック的には画像・動画編集を問題なくサクサクとこなせるので、You Tubeなどの動画編集をするためのサブPCとして使用するのにおすすめです。
こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。