「GTX 1650 Ti」について、PCゲーマーの目線でレビューしていきます。
「GTX 1650 Ti」の性能やベンチマークスコア、価格推移、ゲーム別のフレームレートに加え、おすすめの「GTX 1650 Ti」搭載ゲーミングPCも紹介します。
記事の最後では「GTX 1650 Ti」を用いた人気ゲームのフレームレート比較を掲載しています。
「GTX 1650 Ti」性能・ベンチマーク比較
| GPU | 3DMARKスコア | TGP(総消費電力) | 希望小売価格 |
|---|---|---|---|
| RTX 3090 | 19930 | 350W | 1499ドル |
| RTX 3080 Ti | 19573 | 350W | 1199ドル |
| RTX 3080 | 17704 | 320W | 699ドル |
| RTX 3070 Ti | 14825 | 290W | 599ドル |
| RTX 3070 | 13748 | 220W | 499ドル |
| RTX 3060 Ti | 11856 | 200W | 399ドル |
| RTX 3060 | 8833 | 170W | 329ドル |
| GTX 1660 Ti | 6821 | 120W | 279ドル |
| GTX 1660 SUPER | 6103 | 125W | 229ドル |
| GTX 1660 | 5771 | 120W | 219ドル |
| GTX 1650 Ti | 3993 | 50W | – |
| GTX 1650 | 3620 | 75W | 149ドル |
| GTX 1050 Ti | 2356 | 75W | 139ドル |
「GTX 1650 Ti」はエントリークラスのノートPC用GPUです。
「GTX 1650 Ti」は「GTX 1650 Mobile」のスペックアップ版で、約15％ほど性能が向上しています。
ただし、元となる「GTX 1650」自体、エントリークラスの中でも一番控えめな性能だっただけに、「GTX 1650 Ti」もガチゲーマーのヘビーユースには応えられないでしょう。
「GTX 1650 Ti」は性能よりもコストパフォーマンスを重視する人向けで、とにかく安くゲーミングノートPCを求める人向けのGPUといえます。
「GTX 1650 Ti」類似GPUと性能比較
上記のグラフをご覧いただけると一目瞭然ですが、「GTX 1650 Ti」はノートPCは向けの「GTX 16」シリーズの中で、ちょうど真ん中くらいの性能を持ちます。
「GTX 16」シリーズでも上位の「GTX 1660 SUPER」と比べた場合、性能差は歴然ですが、「GTX 1650 Ti」の最大の利点は性能よりも圧倒的なコストパフォーマンスにあります。
性能の面では「GTX 1660 SUPER」は優秀ですが、デスクトップ用のGPUであるため、初めてゲーミングPCを買おうと思ったらPC本体の他にディスプレイや周辺機器などを購入する必要があります。
その点、「GTX 1650 Ti」はノートPC用のGPUながら、普通にゲームをするだけなら十分な性能を有していますし、本体以外に大きな出費はないため、初期投資が少なく済みます。
Max-Qとは？
Max-Qシリーズは、無印のモデルと比べて静音性や電力効率が向上している反面、若干スペックが控えめになっているモデルです。
ゲーミングノートPCは高負荷時にファンの音が大きくなり電力消費も激しいので、静かでバッテリー持ちの良いMax-Q搭載モデルを好むゲーマーもいます。
「GTX 1650 Ti」レビュー・評価
「GTX 1650 Ti」は2020年10月に発表されたノートパソコン用のGPUです。
「GTX 1650 Ti」はモバイル用のGPUのため、一般的なGPUのように単品での発売がなく、あまり知られてないGPUかもしれません。
性能面では「GTX 1650」より少し向上した程度ですが、「GTX 1650 Ti」搭載モデルのゲーミングPCのウリは性能面より価格面です。
ほとんどのライトユーザーにとっては十分な性能を持っているので、とりあえずゲームをしたいという方は「GTX 1650 Ti」を搭載したノートPCを購入すれば間違いはありません。
「GTX 1650 Ti」搭載ゲーミングPC
「GTX 1650 Ti」を搭載したゲーミングPCを紹介します。ただし、「GTX 1650 Ti」は現在BTOショップで搭載しているモデルが少ないため、性能が近い「GTX 1650」が搭載されたモデルも紹介していきます。
人気PCはほとんどのBTOショップで在庫が切れがちです。
そんな中「ドスパラ」「マウスコンピューター」は在庫が豊富なので、在庫状況と価格を鑑みて、この2つのショップからコストパフォーマンスの良いPCを厳選して掲載します。
「GTX 1650」搭載ゲーミングノートPC
| ベンチマークスコア | 未計測 |
「GTX 1650」にCore i7-11400Hを搭載したモデルです。
メモリも16GB、SSD512GB搭載とゲーミングPCには申し分ないスペックです。
バッテリー駆動は約10.5時間と他のゲーミングノートと比べてかなり長時間稼働させることが可能です。
ゲーム用途以外では、動画・画像編集にも向いています。
「GTX 1650 Ti」＋高性能CPU
グラフィック : GeForce GTX 1650 Ti
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター ：14.0型
重量 : 1,43kg
バッテリー : 11.0時間
| ベンチマークスコア | 未計測 |
このモデルのスペック自体は、他の「GTX 1650 Ti」を搭載するゲーミングPCと大きくは変わりません。
また、具体的にはゲーミングPCではなくクリエイターPCですが、性能自体はゲーミングPCとなんら変わらない高性能なスペックとなっています。
GTX 1650 Tiで人気ゲームのフレームレートを検証
「GTX1650 Ti」がどれほどのゲーミングスペックを備えているのか、人気ゲームの実際の動作を調査しました。
今回調査の対象となった人気タイトルはすべてフルHD最高画質でも60fps以上で動作し、特にカクつくことなくゲームをプレイできていることが確認できました。
パソコンで快適にゲームをするためには、高価なモデルを買わなくてはけないというイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「GTX 1650 Ti」搭載のゲーミングノートPCは、手が届きやすい価格なのにも関わらず、非常に快適なゲーム環境を提供してくれますので、「これからパソコンでゲームを始める人の1台」として非常におすすめです。
by Meanpooh
他にも格安から超高性能まで、優秀なゲーミングノートPCを厳選して紹介しているので、ノートPC派の方は「おすすめゲーミングノートPC」を参考にしてください。
こちらの記事にて、当サイトが厳選したおすすめゲーミングPCを紹介しています。ぜひチェックしてください。
