2014年02月15日(土)18時49分

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』海外レビュー

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欧米でこの2月に発売された『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の海外レビューです。

  • 機種: Vita
  • 開発: スパイク・チュンソフト
  • 販売: NIS America
A-/A+ Gaming Age
私は普段恐ろしいM指定ゲームは耐えられない人間だが、『ダンガンロンパ』は必要以上に魅力的なゲームに仕上がっている。どれだけ恐ろしくとも、『ダンガンロンパ』の脚本は極めて優れており、豊富なゴア描写経由のA地点からB地点への旅以上のゲームに仕上がっている。不安を掻き立てられる旅路ではあるが、その価値は充分にあるだろう。
9.0/10 ZTGD
良い点:
・最高の舞台設定
・手堅い声優の演技と素晴らしいサウンドトラック
・お互い相性の悪い面白いキャラクター
悪い点:
・不必要なミニゲーム
・少し簡単すぎる

約20時間のゲームプレーにリプレー性は殆どないが、それは最高の小説も同じ。一旦軌道に乗るとプレーを中断するのが難しいゲームであり、常軌を逸した物語がその全貌を明らかにした後は、満面の笑顔が浮かんでいるはずだ。

90/100 RPG Fan
良い点:
・興味深いビジュアル・スタイル
・最高のユーモア・センス
・愛らしく極端なキャラクター
・良くできたクリア後のコンテンツ
悪い点:
・やり過ぎな一部のキャラクター
・簡単過ぎるパズル
・奇妙なミニゲーム

多少のつまずきもあるが、英語でプレーできるビジュアル・ノベルの最高峰だ。

9.0/10 God is a Geek
この手のゲームは決して万人向けではないが、本作は急成長を見せるVitaライブラリーにあっても、際立ってユニークな体験となっている。プレー時間は25時間ほどだが、インタラクティブなストーリーテリングと探索、捜査、興味深いキャラクター、どんでん返しによって、プレーヤーを最後まで飽きさせない仕上がりとなっている。
9.0/10 EGM
『ダンガンロンパ』のヘビーなストーリーラインと陰気なテーマは万人向けではないが、新鮮でスタイリッシュかつスリリングなゲームを探しているVitaユーザーにとって、本作は極めて優れた選択肢になるだろう。
『ダンガンロンパ』は間違いなく買う価値があるが、30時間分の台詞を読むことを厭わないゲーマーならの話。これは極めてベーシックなビジュアル・ノベルなのだから。裁判セクションには実際のゲームプレーがあるし、それらのメカニックは極めて良くできているが、それでも読む時間の方が3倍は長い。同時に、『ダンガンロンパ』はプレーヤーに忍耐力を要求する――そのボリュームとテキストの長さだけが理由ではなく、開発陣がプレーヤーの行動を厳しく制限しているからだ。とはいえ、『ダンガンロンパ』の素晴らしい物語を前にすれば、そんなことは気にならないはず。エキサイティングで、どんでん返しでプレーヤーの度肝を抜く不思議な能力を備えている。だって、狂ったテディ・ベアが高校生に殺し合いをさせるゲームなのだから、面白くないはずがないだろう?
4.5/5.0 USgamer
最後までスリリングな殺人ミステリー『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は、インタラクティブ物語が好きならマストである。
8.5/10 Game Informer
コンセプト: 殺しが唯一の脱出方法となる学校でサバイバル
グラフィック: 独創的で笑えるキャラクター・モデルが際立っているが、それ以外は平均的なビジュアル・ノベル
サウンド: 音楽は全て最高だが、殆どは使い過ぎだ。声優の演技は一流で、キャラクターに完璧にマッチしている
プレー性: 敷居は低い。一部のミニゲームで要求される精密性を嫌がる人はいるかも
エンターテイメント性: 魅力的で予想外の展開がてんこ盛り。心理的ジレンマは病みつきに
リプレー性: 控えめ

『ダンガンロンパ』の殺人ミステリーは、正にその名の通りミステリアスだ。判決が出るまで、私は常に解決策を推測し続けたし、これほど効果的にプレーヤーの目を欺き続けるゲームは殆どない。物語でプレーヤーを捉えるのはビデオゲームでは困難なことだが、そこが『ダンガンロンパ』の秀でているところだ。私は各事件の犯人に驚かされ、引き付けられ、挑戦を挑まれた。例えこれほど物悲しいシナリオであっても、『ダンガンロンパ』はインタラクティブ体験が物語のスリルを増すことの証明だ。

85/100 GamingTrend
良い点:
・背筋が凍る、ボリューム満点の充実した物語
・ユニークな『逆転裁判』風裁判
・お洒落な演出
悪い点:
・解決法があからさま

『ダンガンロンパ』の魅力は、プレーヤーの期待を弄び続けるところにある。素晴らしい脚本、描き込まれたキャラクター、先が気になる物語など、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は非常に楽しいゲームに仕上がっている。一旦Vitaを手にすると、全ての恐ろしい秘密を解き明かすまで離せなくなってしまった。

8.5/10 Destructoid
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は、ここ最近で最も引き込まれたゲームの一つだ。『ペルソナ』と『逆転裁判』の間に生まれた悪魔のようで、どれだけ不気味でも止め時が見つからないほど。アドベンチャーやビジュアル・ノベルのファンには今年のVitaのマストだが、普段はこの手のゲームをテンポが遅いと敬遠している人にとっても、最高の入門編となるだろう。
8.0/10 GameSpot
良い点:
・巧みに構築された素晴らしい物語
・多種多様で共感できるキャラクターたち
・テンポの速い裁判がストーリーテリングをエキサイティングに
・陰気な出来事の最中にも楽観的な顔を見せる
・各キャラクターのことを深く知ることができる学園生活パート
悪い点:
・興味を引かないありふれたどんでん返し
・学園生活パートが面白くない

核を成す物語が極めて魅惑的なため、付随するフィーチャーが水準以下でも問題ない。『ダンガンロンパ』はほぼ全ての要素で優れているが、2つの要素が強烈な印象を残している。まず、極めて恐ろしい犯罪を犯した生徒をも含む、全ての生徒を尊重している点だ。それが同情を生み、その心理を理解したいと思わせる。次に、死の暴力性と事件の物悲しさに喜びを見出していない点。結局のところ、プレーヤーは傍観者ではなく彼らの一員なのだ。『ダンガンロンパ』は、どんな暗黒の時であっても人間の精神を祝福する素晴らしいアドベンチャーで、そうした楽観的な視点が私を笑顔にさせるのだ。

4.0/5.0 Games Radar
良い点:
・不気味さと笑える台詞のダークなブレンド
・好感の持てる興味深いキャラクターたち
・ミステリーとサスペンスの中毒性のあるミックス
悪い点:
・テンポを悪くする説明過多なパート
・キャラクターの切抜きは奇妙で魅力がない

殺人と踏み外した高校生活の歪んだ物語によって、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の邪悪な中毒性は最後まで目が離せない。

75/100 GamesBeat
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』ほど、居心地の悪い不条理な裏切りと殺人のゲームは他にないだろう。バカな千里眼、ロリータ・ギャンブラー、狂ったロボ・テディベアがいれば、殺人事件の解明もここまで楽しいのである。言弾で論破するシステムは裁判にアクション的エッジを加える魅力的な試みだし、適当に取って付けたゲームプレーの拡張と、漠然としたデコボコ翻訳を生き延びる、強力なメカニックだ。

オタク文化と死の明るい側面の我慢強い愛好家は、希望の学園に入学しよう。ただ、武装を忘れないこと。

グラフィック 4.0: カラフルなポップ・アートが予想以上にホラーを盛り立てている
操作性 2.5: ミニゲームの操作性は今一つ
音楽/効果音/ボイスアクト 3.5: グラフィック同様、音楽とサウンドが効果的に雰囲気を盛り上げている
バリュー 3.0: 自分の手で謎を解き明かしたいと思っても、ゲーム自体が邪魔をしてくる

『ダンガンロンパ』には、非常に面白いミステリー・ホラー・ゲームのための見た目、サウンド、キャラクター、そして物語が揃っている。ホラー、特に日本のクリエーターが得意とする、ネジの緩んだホラーが好きなら、手に取るべきだ。ただ、脳みそよりも反射神経に挑んでくるタイプなので、失望する心構えも忘れないこと。ちゃんと謎を解けるようにしてくれた方が、シンプルなアーケード・ゲームを習得するよりもはるかに面白くなったはずだ。