この記事では『オーバーウォッチ』をPC版でプレイしたい方の「結局どのPCを使えばいいの?」という悩みを解消します。
以下の疑問を抱えている人は参考にしてください。
「細かい説明は抜きにおすすめのゲーミングPCだけ知りたい!」という方は以下のリストからどうぞ!
・144fpsで遊びたい → 「とにかく安い入門モデル」
・240fpsで遊びたい → 「中級者向けコスパ最高モデル」
・『オーバーウォッチ2』でも240fpsを目指したい → 「上級者向けハイエンドモデル」
・ゲーミングノートPC→ 「ミドルスペック&軽量ノート」
『オーバーウォッチ』動作環境・推奨スペック
『オーバーウォッチ』公式サイト情報を元に、どの程度のスペックのPCであれば『オーバーウォッチ』が快適に動作するかを紹介します。
必要スペック
CPU | Intel Corei3またはAMD Phenom X3 8650 |
メモリ | 4GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 460, ATI Radeon HD 4850またはIntel HD Graphics 4400 |
公式サイトが発表している必要スペックは「最低限ゲームを動かす為」のスペックでしかありません。
このスペックで『オーバーウォッチ』をプレイしても低いフレームレートのせいで敵の動きはカクカクで突然出てきたように錯覚してしまいます。
このスペックで『オーバーウォッチ』をプレイしてもまともにエイムすることもできず撃ち合いに勝つことは困難です。
推奨スペック
CPU | Intel® Core™ i5またはAMD Phenom™ II X3またはそれ以上 |
メモリ | 6GB |
GPU | NVIDIA® GeForce® GTX 660またはAMD Radeon™ HD 7950またはそれ以上 |
公式推奨スペックでは「60fps」を超えるフレームレートを常に安定して出すことはできません。
この構成のゲーミングPCで『オーバーウォッチ』をプレイすること自体はできますが、不安定なフレームレートでは自分の持っている力を100%発揮することはできません。
144fpsの安定は厳しく、要所でカクつくことも発生してしまいます。
勝ちを求めるのなら更に上のスペックを目指し、カクつきを気にすることなく思いっきりプレイできる環境を目指しましょう。
真の推奨スペック
CPU | Core i7-9700K |
メモリ | 16GB |
GPU | Nvidia GeForce RTX 3060 |
筆者が個人的に考える「高いフレームレートで安定して『オーバーウォッチ』を遊ぶためのスペック」として、最低限この程度必要になります。
『オーバーウォッチ』は発売から5年以上経過しているため、ただ144fpsを出すためだけであればここまでのスペックは必要ありません。
しかし、2022年に『オーバーウォッチ2』の発売が確定しているため、『オーバーウォッチ2』でも同じく144fpsを安定して出したいことを想定するとこの程度のスペックは持っておくべきだと思われます。
グラボなしのPCで遊べる?→遊べません
グラフィックボードを搭載してない(オンボード)パソコンでの『オーバーウォッチ』のプレイは、最低設定まで下げるとギリギリプレイレベルできるようにはなりますが、解像度も下げなければいけなく、画質が確保できなくなり敵の視認性が非常に悪くなってしまいます。
また『オーバーウォッチ』は6人チームでプレイするゲームなため、グラフィックボードが搭載されていないパソコンで遊ぶとスコアも安定せず、味方に大きな迷惑がかかってしまいます。
早い段階でゲーミングPCを導入するようにしましょう。
グラボなしPCについて詳しく知りたい方は「内蔵GPUとは何か」で解説しているので参考にしてください。
GPU&グラフィック設定別フレームレート・ベンチマーク
by:GPUCHECK
このベンチマークは戦闘しない時間も含めた平均フレームレートです。スキルやアルティメットが飛び交う激しい戦闘時にはもちろん重くなり、この平均fpsは維持できません。
また、それぞれ『オーバーウォッチ』内での計測時期も方法も異なり、検証は完全な同一環境で行われているわけではないので、あくまで目安としてください。
BTOショップ別特徴まとめ【ドスパラからパソコン工房まで】
メーカー | 値段 | 納品速度 | サポート | 使い勝手 | ゲーマー向け |
---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | |||||
マウスコンピューター | |||||
パソコン工房 | |||||
フロンティア |
最近のBTOショップでは、販売されているPC自体の性能差はほとんど存在しません。
一日でも早くお目当てのゲーミングPCが欲しいなら「ドスパラ」。
どれほど時間がかかっても受注生産やセールで最安ゲーミングPCが欲しい人は「フロンティア」。
「マウスコンピューター」は24時間365日の電話サポートが手厚く、入門者にはぴったりです。
また、マウスコンピューターのセールは年間を通して行っているので、いつでもお得にパソコンを購入できます。
今、日本でゲーミングPCを買おうと思ったらこの記事で紹介しているPCモデルがトップクラスです。
また、お得にゲーミングPCがほしい方は「ドスパラのセール情報」「マウスコンピューターのセール情報」「フロンティアのセール情報」をまとめているので参考にしてみてください。
当サイトで紹介するゲーミングPCはすべてBTOショップ製です。
家電量販店でゲーミングPCを買うのはコスパが悪いのでやめましょう。
家電量販店のデメリットを詳しく知りたい方は「パソコン買うなら電気屋や家電量販店はNGな理由」を参考にしてください。
『オーバーウォッチ』おすすめゲーミングPC
BTOショップは様々ありますが、当サイトでは「ドスパラ」と「マウスコンピューター」を中心におすすめモデルを紹介しています。
ドスパラはとにかく納期が早いのが特徴で、マウスコンピューターは高品質な部分が特徴となっています。
ドスパラは最大60回までの分割払い、マウスコンピューターは最大36回までの手数料を無料で行えるので、一括でなくても長期的な支払いを行うことでPCを購入することが可能です。
FPS初心者にはとにかく安い入門モデルがおすすめ
グラフィック : GTX 1650
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
240fpsを安定させるとなると厳しいものはありますが、144fpsであれば設定次第で安定させることのできるコスパのいいゲーミングPCです。
入門用の格安ゲーミングPCでありながらオーバーウォッチを「144fps」でプレイできるため、他のプレイヤーからあまり差を付けられることがありません。
『オーバーウォッチ』を144fpsで遊びたい、という方はこのパソコンで問題なく戦うことができます。
240fpsで遊びたい人は人気no.1モデルがおすすめ
グラフィック : GeForce RTX 3060 Ti
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
プロゲーマーにも人気のある最新モデルのPCで、240fpsを安定させることができます。
240fpsを余裕を持って安定させていることから、『オーバーウォッチ2』になっても設定を調整すれば144fps安定までは余裕かと考えられます。
あまり持っている人はいませんが、300fpsの描写が可能な超高性能ゲーミングモニターを導入するのであれば最低でもこの程度のスペックは必要と考えられます。
ガチ勢を目指す上級者にはハイエンドゲーミングPCがおすすめ
グラフィック : RTX 4070 Ti SUPER
メモリ : 32GB
ストレージ : 1TB Gen4 SSD
現時点でオーバーウォッチを遊ぶだけであればオーバースペックと感じてしまうほどのゲーミングPCです。
スペックの不満を一切感じる必要がなく、今後競技シーンへ参加したい、配信者として成功したいと考える人向けになります。
配信しつつでも240FPSの安定は余裕、高設定4Kでのプレイにも対応、やりたいことがすべてかなえることのできるPCとなっています。
ゲーミングノートPCならミドルスペック・軽量モデルがおすすめ
グラフィック : RTX 4050
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe SSD
モニター : 144Hz 15.6インチ
重量 : 2.2kg
バッテリー : 6.4 時間
「場所を取りたくない」「手軽に持ち運びたい」という方はゲーミングノートPCも選択肢に入ってきます。
ガレリアのノートPCはゲーミングノートPC特有の「重くて持ち運びにくい」「グラボが古い」「モニターがしょぼい」なんて弱点を完全に克服しています。
他にも格安から超高性能まで、優秀なゲーミングノートPCを厳選して紹介しているので、ノートPC派の方は「おすすめゲーミングノートPC」を参考にしてください。
『オーバーウォッチ』をプレイするならPC環境がおすすめ
『オーバーウォッチ』をプレイするためにはゲーミングPCを用意するのが最も有利です。
高いフレームレートを出すためにはゲーミングPCが必須だからです。
フレームレートが高いほどエイムが有利
FPSゲームやTPSゲームはフレームレートが高く出すことができる「ゲーミングPC」が圧倒的に有利です。
特にキャラクターの動きが早く、空に浮いている敵を狙うこともある『オーバーウォッチ』において、視認性や描画の滑らかさは非常に重要で、フレームレートの数値は最も大事な要素の一つです。
上級者の多くはこちらの視点を振り回すような動きをしてくることが当たり前のため、高速で動き回る敵をエイムしなければなりません。
その際に高いフレームレートを維持できれば滑らかな描画で敵の移動したあとの視点移動が滑らかになり、追いかけやすくなるため対面での勝負に勝ちやすくなります。
PCでは144fpsが基準になるのに対し、Switch版は30fps、PS4版は60fpsとPCと比べると半分以下になってしまいます。
高レート帯などでは高速戦闘中に頭に当てたかで勝負が決まるため、反応速度やエイムが重要な『オーバーウォッチ』で高いフレームレートは必須ともいえます。
プロリーグはPC環境でのみ行われる
『オーバーウォッチ』は様々なプラットフォームでクロスプレイ展開されていますが、プロリーグはPC+マウスキーボードでプレイされています。
家庭用ゲーム機でもゲームの楽しさを味わうことはできますが、基本的にキャラクターの調整はPCでの環境を基準に調整されています。
その為、本気で『オーバーウォッチ』を楽しみたい場合はPCでのプレイをお勧めします。
『オーバーウォッチ』は空中に飛ぶキャラクターがいるので、ゲームパッドのエイムで空中を狙うのは非常に難しくなっています。
筆者はPS4版・Switch版・PC版とオーバーウォッチを体験したことがありますが、お世辞にもPS4・Switch版の操作性が良いとは言えません。
PC版の動きを体験し、空中に居てもすぐに被弾することを知っているからこそなのかもしれませんが、PC版を一度体験するとなかなか家庭用ゲーム機でのプレイは楽しみにくくなるほどには差があります。
高フレームレートでプレイしたいならゲーミングモニターが必須
いくら良いゲーミングPCで高フレームレートを出せても、その映像を描画できる高リフレッシュレート対応ゲーミングモニターがなければ意味がありません。
以下のボタンからAmazonのゲーミングモニターの売れ筋ランキングがチェックできるので、気になった方は参考にしてみてください。
\ Amazon売れ筋モデル /
有名プレイヤーの使用デバイスを掲載しているProSettingsを元に、『オーバーウォッチ』のプロゲーマーが使っているモニターを紹介します。
BenQ XL2546K
24.5インチ | 0.5ms | 240Hz |
240Hz対応ゲーミングモニターは『オーバーウォッチ』をガチでプレイするなら必須になりつつあるモニターです。
サイズは24インチ前後、応答速度が1ms前後で、240Hz対応しているフルHDのゲーミングモニターであればどれでも構いませんが、「BenQ XL2546K」の応答速度は0.5msと非常に優秀です。
トッププロだけでなく、デバイスを言い訳したくないガチプレイヤーの多くが240Hz対応モニターを採用しています。
以下の記事では他にも厳選した240hz対応ゲーミングモニターを紹介しているので、モニター選びに迷った方は参考にしてください。
BenQ ZOWIE XL2411K
24インチ | 1ms | 144Hz |
「60Hzモニター」と「144Hzモニター」の差は明確です。
FPSをプレイするなら144Hzモニターを使えというのが定説です
もっとお金をかけて「240Hzモニター」を使うにこしたことはないのですが、最低条件は「144Hz」です。
ここをクリアしていれば『オーバーウォッチ』の競技シーンに入れる、というわけではありませんが、ランクマッチでは戦えるようになります。いわば「エントリーレベルのモニター」です。
以下の記事では格安から「4K 144fps」まで、さまざまな144hz対応ゲーミングモニターを紹介しています。
FPSやTPSでは、ゲーミングモニターと同じか、それ以上に「FPS向けゲーミングデバイス」が重要です。
「FPSにおすすめなゲーミングマウス」「FPSにおすすめなゲーミングキーボード」では必ずお気に入りのデバイスが見つかるように、複数の特性の違うモデルを詳しく解説しています。
『オーバーウォッチ』おすすめゲーミングPCまとめ
格安ゲーミングPCからガチ勢もしくは配信者向けのハイエンドゲーミングPCまで幅広く紹介しました。
以下、記事で紹介したモデルのおさらいです。
・144fpsで遊びたい → 「とにかく安い入門モデル」
・240fpsで遊びたい → 「中級者向けコスパ最高モデル」
・『オーバーウォッチ2』でも240fpsを目指したい → 「上級者向けハイエンドモデル」
・ゲーミングノートPC→ 「ミドルスペック&軽量ノート」
こちらの記事では、当サイトが厳選した「初心者向けのおすすめゲーミングPC」を総合的に紹介しています。 「ゲーミングPCの基礎知識」「おすすめBTOショップ」についても解説していますのでこの記事で欲しいゲーミングPCが見つからなかった方はあわせてご確認ください。